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PROCO Vintage The RATとRAT2の比較

左側小さいほうは名機として有名なRAT2USAです。
大きいほうはVintage The RAT・・・ヴィンテージといっても
おそらく90年代にリイシューされたものです。
回路的にはオリジナルと同じと謳ってますが差分があるかもしれません。

rat.JPG

Proco RATは80年代ジェフベックなどが使用したことで有名になったペダルです。
よくLAメタル系の音・・・と言われますが、LAメタルのアーティストは
あまり使ってなかった印象があります。

どちらかというと近年再評価されたようで、レディオヘッドのトムヨーク、
フーファイターズのデイブグロール、日本でも椎名林檎やベンジーが使用してますね。

Jazz系にも人気がありジョンスコフィールドやビルフリーゼル、
パットメセニーもアルバム"The Way Up"に使用しました。

歪みの質は中音域が強調された乾いた音色で、ミスタッチなども目立ちます。
その辺がFuzzっぽいディストーションと言われる所以でしょうか。
私の印象としては、Fuzzとはあまり似てない気がします。
通常歪み系にはトーンコントロールがありますがRATはフィルターを装備してます。
シンセのローパスフィルターのような強烈な利き方をします。
フィルターなので通常エフェクターのトーンと違い時計回りに回すことで
高音がカットされます。

通称RATTと呼ばれる初期のオリジナルとされるRATにはLEDがなく、
簡単な見分け方としてLED有無が利用されます。
一部にはLED有りのRATTが存在しているとの話もあります。

その後、LEDが付いたRATUが販売されます。
現行品としてRATUは販売してますが、Neutrikにて中国で生産されています。
外見も表面に角度がつけられ少し変わっており、基盤にはRAT3と表記されているそうです。
拘る人はUSA製のRATのほうが良いとしてます。

モディファイ製品も定番で、Keeleyをはじめ様々なベンダがモディファイを施してます。
また自作エフェクターとしても定番です。



さて。。。



Vintage The RATは基盤の大きさはRAT2と同じで筐体だけが大きく
RAT2のボディへの移植は可能と思われます。
オリジナルにならってVintage The RATはLEDがありません。
RAT2はUSA製でオペアンプにLM308を使用してます。

今回の検証方法として、VintageRATとRAT2のツマミ設定を同じに
してどれくらい違いがあるのか確認しました。電源はアダプタ使用。

ミキサー側の音量レベル、リバーブ量はVintageRATとRAT2と同一です。

まずは全てのツマミを12時の方向に合わせたサンプルです。
・Vintage The RAT


・RAT2


VintageRATのほうが同じ設定でも音量が大きいです。
これがオリジナルのほうが音が太いとか言われる所以かもしれません。
歪み具合のバランスはRAT2のほうがスッキリとした印象で、
VintageRATのほうが若干、ドンシャリした印象です。

とはいえRAT特有の暴れる感じはどちらにもあります。
6弦の暴れた感じが個人的には好きな感じです。
Distosion12時で十分な歪みが得られていますがフルコードを
弾いてもコード感を十分感じられます。

波形を見るとコンプレッションが強く音がかなり圧縮されてるがわかります。
写真はVintageRATの使用時の波形。

rat_02.JPG

続いて、Distosionのパラメータを9時の方向に、その他は12時のまま。

・VintageRAT


・RAT2


いわゆるクランチセッティングで、歪みの量が若干VintageRATのほうが少ない印象です。
RAT2ほうが線が細いイメージです。

最後はDistosionのパラメータが3時、Filterは9時、Volは12時のまま。

・VintageRAT


・RAT2


このくらい歪ますと両者の違いはあまりないです。
低音はブーミーな感じとなります。

音量の大きなアンプで鳴らすとさらに違いは明確になります。
音の抜け方はVintageRATのほうが良さそうです。
ただどちらも中古でないと手に入らないので普通は比較の機会も少ないかと思います。
RAT2ほうが歪みが少ないとき、若干線が細いのですが
筐体の大きさとLED付きなのは使い勝手で有利です。

RATは他のヴァリエーションやモディファイ製品もあるので、
この2台の差だけだと微妙なものかもしれません。
タグ:RAT2 TheRAT PROCO
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