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スライド

スライドとはピッキングした後、弦を押さえたまま横に滑らすことによって
音と音を繋げるテクニックです。
単純なテクニックですが、奥が深くある程度ギターを弾くことに慣れた人に
とっては特別意識しなくとも自然に使っていることもあります。

今回はちょっと変わった使い方を2種類ほど紹介します。

sl1.JPG

(1)


Steve Vaiは長めのスライドを多用します。
ワーミーペダルを使って音程をコントロールするような不思議な
ニュアンスです。
ポイントは以下になります。
-音程の幅が大きい事
 音程の幅が大きいほど不思議なニュアンスが増します。
 但し狙った位置にスライドするのも難しくなるので気をつけましょう。
-リズムを意識し、素早くスライドする事
 ゆっくりスライドをするとこのニュアンスが出にくくなります。
 音符の長さを意識し、音と音を繋げる意識を持ちます。

(2)


スライドを多用した、4オクターブのGメジャースケールです。
スライドを使うと横へスケールを移動していくことが容易になります。
また音程差があまりない状態で比較的細かい音符でつなげていくと
ハンマリング・プリングのニュアンスにも似たレガートなニュアンスになります。

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ハンマリング・プリング

基本的なテクニックであるハンマリング・プリングのアイデアです。
フィンガリングの強化になります。

ハンマリング:弦を指で押さえる(叩く)ことでピッキングせずに音を出します。
プリング:弦から指を離す(引っ掛ける)ことでピッキングせずに音を出します。

ハンマリングとプリングを以後、H&Pと呼称します。

・ニュアンスの違い
ピッキングしたトーンとH&Pを使用した場合、トーンに違いがでます。
H&Pを使用するとノート同士が継ぎ目なくレガートに繋がります。
一方でスタッカートや細かく休符を挟むことはできない弱点もあります。

音源は最初は全てピッキングしてます。
次に譜面のようにプリングを入れています。

hp1.JPG




・フィンガリング
H&Pはスピードプレイにも使用されます。
特に弦につき三音のプレイは定番です。

hp2.JPG



・トリル
H&Pを素早く繰り返すことをトリルと言います。
基本的にはビブラートの代用テクニックとして使用されます。

hp3.JPG



プリングは難しい?
慣れないとプリングは難しいです。
コツとしては左指で引っ掛けて音を出す際は、フィンガーピッキングをイメージして
弦を弾くようにします。
最初は余計な力が入って早いプレイは出来ないかもしれませんが、
スピードよりトーンを大事にしたほうが、良いと思います。

hp4.JPG

単純な練習ですが、こういったことの積み重ねてひとつひとつの
テクニックの精度を確認していきます。
このパターンの場合、
(1)人差し指+中指
(2)人差し指+薬指
(3)人差し指+小指
で確認します。安定してきたらトリルにしたり
指の組み合わせを変えてみたりします。



ピックアップ
特に連続したH&Pやスライドなどのテクニックと複合的に組み合わせた場合、
トーンの音量が足りなくなりがちです。
ピックアップは高出力なハムバッキングのほうが、そういったテクニックと
相性が良いです。
当然、歪みのゲインが高めだとH&Pで簡単に音を出すことができます。
その際はノイズも出易くなります。


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ペンタトニック+1

ペンタトニックスケールに1音足すことで単調になりがちなフレーズに
幅を持たせるアイデアです。

いきなりですがスケール表となります。
□はMajorスケールでのRoot、△はMinnarスケールでのRootになります。
☆はプラスしたノートになります。

音源は各スケールの使用例です。同じオケを使って響きの差を感じてみてください。

g__1.JPG

1)
通常のペンタトニックです。これを基本に1音足していきます。

・メジャー

・マイナー


2)
メジャーならM7th、マイナーならM9thが足されたイメージです。
通常のメジャー(マイナー)スケールからアボイドノードを引いた形と同じです。
※アボイドノード...コードと調和しないとされるノート。
 アボイドノードの使い方にも一考ありますが別の機会にします。


・メジャー

・マイナー


3)
メジャーなら♭7th、マイナーなら♭9thが足されたイメージです。
ミクソリディアン/フリジアンスケールからアボイドノードを引いた形と同じです。

・メジャー

・マイナー



4)
メジャーなら♯11th、マイナーならM6thが足されたイメージです。
こちらはリディアン/ドリアンスケールのアボイドノードを強調した形です。
リディアンは使いやすい形ではありませんが特徴ある響きです。

・メジャー

・マイナー



5)
最後はメジャーなら♭3th、マイナーなら♭5thが足されたイメージです。
いわゆるブルーノートを足したイメージです。

・メジャー

・マイナー
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親指ピッキングとオクターブ奏法

フィンガーピッキングではどんなスタイルであっても親指のピッキングは重要になります。

ソロギターは左右手の同期の他、ベース部とメロディー/コード部の独立が
必要となる大変難しい奏法とですが、メロディー/コード部は人差し指・中指・薬指と
三指あるのに対し(場合によっては親指も入りますが)ベース部は親指のみとなりますので、
細かいフレーズを繰り返すには親指を動かし続けるスタミナが必要となってきます。
そこで普段から親指を鍛えるエクササイズを実行しています。
以下フレーズは全て親指のダウンピッキングのみで行います。
メトロノームなど使い均一のリズムをキープを心がけます。

gt01.JPG
簡単なスケールの上下であるがゆえ親指だけで行うと結構大変です。
巻き弦よりプレーン弦のほうが引っ掛かりやすいので気をつけます。
きちんと弦を弾いて親指を置いてミュートしてしまわないようにも注意します。

gt02.JPG
アルペジオです。上下の弦移動が親指だけで行うのが難しいです。
右手を見ることなく弦移動できるよう心がけたいところです。

gt03.JPG
単純な8ビートのベースラインに白玉コードをかぶせた形。
均一なリズムで8ビートをキープし続けるのが意外と難しいです。

他の指が使えるように手首を使わないで指のみでピッキングを行うことに注意します。

親指ピッキング特有のテクニックとしてウェスモンゴメリーの代名詞というべき
オクターブ奏法があります。
6弦+4弦、5弦+3弦の場合は左図、4弦+2弦、3弦+1弦で行う場合は右図のようなフォームになります。
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低い弦を人指し指、高い弦を薬指か小指で押さえます。
押さえた弦以外は人指し指や中指でミュートを行います。

右手のピッキングはウェスに倣うのであれば親指にてピッキングを行いますが、
実際はピックを使用したり、親指と他の指で弾き分けることもあります。
ピックで行うとウェスのようなウォームな感じよりもっとシャープな感じになり
カッティングに近い音色になります。
親指と他の指を併用すると親指のみの場合より高音弦が強調されます。
欲しいトーンやスタイルによって使い分けるのもいいと思います。

オクターブ奏法は左手の横移動が多くなるのが難しいところです。
特に弦を移動した際にポジションが斜めに移動することが多くなるので
余計な音が出ないよう気をつける必要があります。
1フレットないし2フレットくらいの移動ならば音の表情付けのため
早いパッセージの場合スライドで行うと味?がでます。

右手は指を深く当てすぎないように気をつけます。
深く当てすぎると弦が暴れてしまいます。
また低い弦と高い弦が別々に発音されないようしっかり親指を振りぬくことも大切です。
振りぬくことでアタックも得られます。

音源と譜例はStトーマスのメロディをオクターブ奏法で弾いてみました。
音切れ時にもスライドなどをからめて音に表情を出しています。
こういったシンプルなメロディをオクターブ奏法で色々弾いていくと
だんだん慣れてきます。
ウェスはかなり早いパッセージもダウンピッキングで乗り切っていますが
まずはゆっくり目で練習したほうがいいと思います。

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ライトハンド・タッピング

エレキギターでのライトハンド・タッピングについて取り上げます。

エディ・ヴァン・ヘイレンが登場しこの奏法はインパクトをもって紹介されました。
以降HR/HMギタリストが多くこの奏法を取り入れてました。

その後、ジャズではスタンリー・ジョーダン、アコースティックでは
マイケル・ヘッジスが発展させかなりバリエーションが広がりました。
またスティックなどのタッピング奏法を中心に演奏するような楽器も開発され
ました。

タッピングを取り入れるメリットとしては、早いパッセージでも比較的簡単に
弾けるようになることだと思います。
好きな見方ではありませんが、右手がネックにきていることがテクニカルな
プレイに映るかもしれません。そういったハッタリ的な要素もあります。

特殊な奏法に位置するプレイですし、正直取り入れなくてもそんなに
困るプレイではないと思いますが・・・。
もはや今の時代となっては音程差があるフレージングでもさほどトリッキーに
響かないと思います。



・三連フレーズ

とりあえずライトハンド・タッピングの講座や説明には必ずついてまわる
三連フレーズです。
実際にこのフレーズはさほど難しくないと思われますし、エレキギターを
手にした方の多くは一度くらいこのフレーズを試しているのでは
ないでしょうか?

tap001.JPG


とりあえず基本となるフレーズですが、あまりにライトハンドではお決まりな
響きとなってこのままではちょっと実際に使いにくいフレーズだと思います。
実際にこれが弾けてもそのまま楽曲に使うのは相当勇気が要ります(^^;)

左手から始まる場合は最初の音をピッキングするか、左手のタッピングから
始めるかの方法があります。


・コードトーン・弦移動・ポリリズム

三連フレーズから少し発展させたパターンです。
コードネームに合わせストレートにコードを変化させてます。
ルートが最低音になってますが、コードトーンを転回形にしてもいいと思います。
コードが変わるタイミングで弦の移動もしています。
3つの音を16分音符で弾くことでポリリズムぽくなってます。

tap002.JPG


この位のテンポならばかなり曲っぽくなってきますが、
これでもベタな感じがしてます。

・テンション・開放弦

先ほどのフレーズではコードに合わせてベタな移動をしてました。
今回のフレーズでは持続音的な音を挟むことで、ベタな移動感が薄れ
結果的にコードに対しテンションを含むタッピングになってます。
開放弦を使う場合はその曲のKeyが問われます。

tap003.JPG


細かいところで言えば、Cの場合はCadd9、Gの場合はGMajor、Fの場合はF6の
響きのイメージになります。

・スケール・4音パターン・横移動

先ほどまではコードの流れを意識したフレージングでしたが、
こちらはスケールをブロックに分けたフレージングです。
ブロックが4音で形成されてますので左手は3音使うことになります。
また同一弦で横に移動していっています。

tap004.JPG




右手から始まるフレージングばかりですので、比較的リズムを取りやすいとは
思いますが、リズムキープするためには右手より左手のほうが重要になって
くることが多いです。
ストイックに練習するならば、右手先行のフレージングのみならず
左手から始まるフレーズでも練習してみたほうがいいでしょう。
運指のパターンで考えれば3音のブロックでは6パターン、4音のパターンでは
24パターン考えられます。

tap1_2.JPG

tap2_1.JPG

タッピングは上記のようなシーケンシャルなフレーズを得意とします。
あらかじめアレンジとしてこういったフレーズを挿入しておくケースが多く
なると思いますが実際に楽曲の中で使用する場合は、少々唐突な感じもします。
HR/HM系ならいいかもしれませんが、もうちょっと自然な流れの中で
使えたほうがいいと思うのです。

スケールの上行・下行をするならば以下のような運指になると思います。
こういったフレージングだと弦移動と同時にポジションの移動も行なうので
余計な音を鳴らさない注意が必要となってきます。

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横移動と縦移動を伴うことで同じポジションでフレーズを繰り返すという
タッピング特有のマンネリ感を緩和することができます。
以下のフレージングですとメカニカルなのでもうちょっと違う運指パターンを
ランダムに入れることができれば、より自然な感じになるかもしれません。

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意外に難しいのは2音1ブロックのフレーズです。
今までのフレーズは左手でリズムを支えていましたが、左右のコンビネーションで
リズムを支えることになります。

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メジャー・マイナーペンタトニック

アドリブの入門からペンタトニックスケールとは長い付き合いになることでしょう。

ペンタトニックのみでアドリブすると単調になってしまいがちですが、
少しアイデアを加えることでメロディの幅が広がります。
今回のアイデアは同じキーのオケでメジャー、或いはマイナーのペンタトニックを
使用した雰囲気の違いを説明します。

アドリブをする際に使用したスケールのポジションです。
同じフォームでフレットの位置が横にずれただけのものです。
pt1.JPG

この2つを使って同じオケで弾いてみます。
雰囲気に違いがでますがどちらも外れているようには聞こえません。

*メジャーペンタトニックソロ


*マイナーペンタトニックソロ


ブルースを意識したコード進行は、(G7などの)7thコードが多用されます。
7thコードはコードネーム上ではメジャーコードとなりますが、
調性感は弱い不安定な響きなので、マイナースケールを使用してもサウンドします。
ちょっとした小技ですが、ペンタトニックスケールのようなシンプルなスケールは
意外な箇所でサウンドします。
今回は別々に使い分けましたが、一連の流れの中でスイッチするとメロディの
雰囲気が変わります。
アドリブ中のスケールチェンジの入門ともなりますので色々試してみると
面白いかもしれません。
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ジミヘン風ブロークンコード

ちょっとした小ネタです。

ジミ・ヘンドリクスのリトルウイングやスティーヴィレイヴォーンの
レニーなどで聞けるブロークンコードはちょっとしたコード進行でも
エレキギターらしさを出せるおいしいフレージングだと思います。
コツとしてはハンマリング・プリング・スライドで通常の
コードフォームにテンションなど織り交ぜたアルペジオや
オブリをつけます。
緩急のアクセントをつけてリズミックに弾けばそれっぽくなります。

譜例はDM7→Em7→G7→DM7のコード進行での実践しました。
DM7とG7では9thや13thを、Em7では9thや11thをそれぞれ
オブリで入れています。
テンションはそれぞれのコードをペンタトニックスケールに
置き換えたときにコードトーン以外のものを選ぶと
この奏法がもつブルージーな感じを損ないません。

実際にはこのように理論的に整理しなくても、いくつか実例を
聞けば「こんな感じかな」ってのはつかみやすいと思います。

G01.jpg


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エコノミー・スウィープピッキング

エコノミーピッキングとは隣り合った弦を移動するようなピッキングをする際に
高音弦に移動するときはダウンを連続、低音弦に移動するときはアップを
連続するピッキングをします。

sw_2.JPG

スウィープピッキングとは3つ以上に跨る弦の間をエコノミーピッキングを
するテクニックです。

速弾きのテクニックとして認知されてますが、応用は色々できると思います。
私が考えるエコノミー・スウィープピッキングのメリットしては速弾きより
オルタネイトよりレガートなニュアンスで弾けることにあると思ってます。


テクニックとしてはピッキングと名がついているが実際は左手の重要度が高いです。
G08.JPG

そもそも速いスピードで弾こうとするから右手と左手のタイミングがずれて
きれいに音がならないと考えらます。隣り合う弦を次々と押さえなければならない
ため運指が難しくなります。
そのためには左手だけの練習が有効とよく言われています。
譜例を左手のみのタッピングでしばらく練習します。
その時テンポは速くしないでBPM=140くらいから始めてみるといいと思います。

慣れてきたら今度は1弦のみハンマリングプリングを入れた@のパターンで弾いてみます。
さらに慣れたら全てをピッキングするAのパターンを試してみます。
ピッキングに関して角度の話題もありますが好きなようにやっていいと思います。
個人的にはあまり角度を変化させたりしません。サムピックでも特に問題はありません。

あまりテンポが遅くなると弾きにくいですが、この位のテンポならば慣れれば
問題ないと思います。注意点はクリアーな音の長さと不要な音のミュート。
音が十分な音の長さを保てなかったり(いわゆるブチブチと音が綺麗につながらない状態)
他の弦が鳴ってしまう場合テンポを下げて慣れることが必要です。
慣れたら今度は段々テンポを上げる。BPM=200を超えたあたりでBPM=100の6連譜に
切り替えるといいと思います。

このような手順で使用する弦やフォームなども増やしていきます。
地道な努力が必要ですがこれが一番早く体得できるのではないかと思います。
実際の曲に使うときには素早い横移動も必要となってきます。


下の譜例はコード進行に即したスウィープピッキングです。
コード進行はE→F#dim→G→G#dim→Am→A#dim→B7。
ある程度スウィープピッキングをできるようになっていれば今度問題になるのは
横の移動のはずです。
リズムをキープしたまま右に左にフォームを変えなければなりません。
フォームを変えたときにリズムが崩れやすいのでやはり最初はBPM=140くらいから
始めるのがいいかと思います。音楽理論的には基本的コードに即した
トライアドコードトーンのアルペジオなのだがB7の箇所で
ディミニッシュコードトーンのアルペジオを弾いています。
ちょうどBの3rd、5th、7th、b9thで構成されちょっとしたオルタードテンションと
なっています。
sw2.JPG

3弦のスウィープに慣れたら次は4弦、5弦とまたがる弦数を増やしてみます。
どんな形でも構わないが試しに以下のようなポジションで再び反復練習する。
sw02.JPG

鬼門になるのは3弦スウィープの場合、アップピッキングは一回だけでしたが
今回は最低で2弦またがるアップが入るところかと思います。
またトライアドだとかなりストレッチを要求するようなフレージングが
出てきます。例えば以下のような。
sw03.JPG

ところが同じコードで上図下図どちらを弾いてもサウンドする筈です。
例えばBassがEmを演奏しているとき上図なら6弦10fから下図なら6弦12fから
このフォームのフレーズを弾いてみます。
これはトライアドでいえば5弦をrootと考えて上図はメジャー系、
下図はマイナー系のコードに分けられます。
実際は指定したポジションで演奏することにより下図はストレートな
トライアドサウンドになるのに上図を使うと7th含みのアルペジオになります。
自分の場合手があまり大きくないこともあってこういった7thやテンションを
含むアルペジオやコードフォームを使うことが多いです。


今回のコード進行はAm7→D7の繰り返しです。
スウィープの箇所にピッキング記号を表記しました。

1小節目:いきなり6弦スウィープ。Am7(9)のアルペジオ。
3小節目:アップ方向の4弦スウィープ。
ルート合わせればAm7(9 11)となるが代理和音のEm7→Amのアルペジオと
解釈したほうがわかりやすいです。
5小節目:スライドを途中にはさんでダウンとアップでフォームの違うAm7のアルペジオ。
7小節め:途中ダウンピッキングを含んだアップのAm7のアルペジオスウィープ。

テンションを含むことでアルペジオというより音程差のあるフレーズとなります。
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オルタネイトピッキング

オルタネイトピッキングとはピックをアップダウンに交互に弾くテクニックです。
ピックを使ったピッキングでは最も基本的なテクニックといえますが、
ギタリストが永遠に悩み続けるテクニックだと思います。

ピッキングの巧者として知られるパットマルティーノはインタビューで
右手はオートメション、何も考えなくとも自然に動くと言ってました。
羨ましいかぎりです。凡人の私にはとても到達できなさそうな境地なので
あれこれ工夫しなければなりません。

まずはよく言われていることですが、スピードよりも確実性を重視して
楽に弾けるテンポまで落として練習します。
少しずつテンポを上げていき、しばらくしたらゆっくりのテンポに
また戻してみます。こうやって様々なテンポで弾くことで安定性が
増していくと考えてます。
早く弾くことを目的にしてしまうとプレイが荒くなってしまいますが
それを個性としているプレイヤーもいます。
個人的にはゆっくりとプレイして指に動きをなじませて、
早く弾くことでより無駄のない動きを追求するので表裏一体の関係にあると
思ってます。

ある程度ピッキングの速度を上げていくとピックの当てる角度や深さが
変わってくるかもしれません。
ゆっくりした状態でも早い状態でも一定の角度・深さをキープしたほうが良い
との意見もあります。
個人的にはトーンが気に入れば角度や深さに変化があってもいいと思います。

当たり前の話ですが、細い弦より太い弦のほうが弦を弾くときの抵抗も強く
押弦の抵抗も強くなるので難しくなります。1/2弦で弾けても5/6弦ではスムーズに
いかないパターンもあると思います。

ピッキングテクニックは実際には両手技だと思います。
左手のテクニックが右手のテクニックに追いついてないこともよく
あります。
例えば・・・。

 ↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓ ↑↓↑
|-8-5-----------------------------|----------|
|-----8-5-8-5---------------------|----------|
|-------------7-5-7-5-------------|----------|
|---------------------7-5-7-5-----|----------|
|-----------------------------7-5-|-7-5------|
|---------------------------------|-----8----|

こういったフレーズは無理なく弾けても・・・。

 ↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓ ↑↓↑
|---------------------------------|-----8----|
|-----------------------------8-5-|-8-5------|
|---------------------7-5-7-5-----|----------|
|-------------7-5-7-5-------------|----------|
|-----7-5-7-5---------------------|----------|
|-8-5-----------------------------|----------|

こちらだとぎこちなくなってしまうような、
ほとんど同じような動きでも些細な違いでうまくいかない場合があります。

右手のテクニックが追いつかない場合は下記のような弦を飛び越えるときに
ピッキングがひっくり返るパターンのときが多いと思います。

 ↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓
|-------5-----------5-----|
|---5-8---8-5---5-8---8-5-|
|-8-----------8-----------|
|-------------------------|
|-------------------------|
|-------------------------|

こういったパターンは左手の動きも難しいことが多いです。

弦を跨ぐパターンになると逆にひっくり返ったほうがやりやすくなったりするから
不思議なものです。@よりAのほうが難しく感じます。

@        A
 ↑↓↑↓↑↓↑↓ ↑↓↑↓↑↓↑↓
|---7---7---7---7-|-7---7---7---7----|
|-----------------|------------------|
|-----------------|------------------|
|-5---5---5---5---|---5---5---5---5--|
|-----------------|------------------|
|-----------------|------------------|


オルタネイトピッキングをマスターするとリズムが劇的に改善されます。
特に細かい音符を詰め込んだフレーズは弾きやすくなります。

休符や息の長いフレーズには空ピッキングを使います。
空ピッキングはリズムに合わせてアップダウンの動きを継続されますが
発音しない箇所には実際に弦を弾かず、文字通り空振りのピッキングを行います。

 ↑(↓↑)↓(↑↓)↑(↓)
|-------------------------|
|-------------------------|
|-5-------5-------5-------|
|-------------------------|
|-------------------------|
|-------------------------|

カッティングや他の楽器とのユニゾンなどタイトなリズムが欲しいときに
使用します。ソロで使用する場合、場合によっては忙しない感じにもなって
しまうので大きくリズムをとるときにはあえて使用しないこともあります。


コピーやアレンジなどで実際に弾くときには、
右手の得意なパターンに合わせてフレーズを組み立てる工夫も必要になってきます。
音使いの一緒の@とAのパターンでは、Aのほうが全然弾きやすいはずです。

@        A
 ↑↓↑↓↑↓↑↓ ↑↓↑↓ ↑↓↑↓
|-------5-------5-|-------------------|
|---5-8-----5-8---|-----8-10-----8-10-|
|-7-------7-------|-7-9------7-9------|
|-----------------|-------------------|
|-----------------|-------------------|
|-----------------|-------------------|

苦手なパターンを克服するのも重要な練習ですが、得意なパターンに自ら修正
するのも良い演奏をするうえでは必要かもしれません。
単音でのプレイは工夫が色々できます。

教則本などによくメカニカルなトレーニングが紹介されています。
メニューを作成してこなせる人は、継続するのが一番効果的かもしれません。
地味な練習を続けるマゾヒズムを持ち合わせてない私には日々継続して
練習するのが難しいと感じてしまいます。

解決方法としては、実際の曲のコピーを行いスムースに弾けないところを
重点的に練習するという、シンプルな方法しか持ち合わせてません。
スムースにいかない時点で考え付く練習を次から次と試すと時間がすぐに
過ぎてしまうクセがあり困ってしまいます。

アルディメオラのような怒涛のフルピッキングソロプレイと
ファンキーな単音カッティングでは同じオルタネイト活用でも違った難しさが
あったりしますので、メカニカルなトレーニングは到達すべきサウンドイメージ
ありきで行うといいのではないかと考えてます。

何でも欲しがらずにひとつひとつ地道に解決するしかないかもしれません。
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サムピック装着時にピッキングハーモニクス

サムピック装着時にピッキングハーモニクスの
代替のテクニックと使用するのはタッチハーモニクスです。

ハーモニクスは弦の4、5、7、12fあたりを左手で押えずに
軽く触れる程度のままピッキングすることで音叉のような
サウンドを得るテクニック。

タッチハーモニクスは左手は任意のフレットを押さえ
右手人差し指で左手の押えているフレットの4、5、7、12fあたり上を
触れて親指(サムピック)にて弦を弾きます。

タッチハーモニクスを初めて聞いたのは高中正義のアルバム
「虹伝説」のライジングアーチという曲だったと思います。
シンプルなパターンで譜例のような感じだったと思います。

ex_060.JPG

このプレイでは押さえているフレットより12F上のポジションを
人指し指でタッチすることでハープのようなプレイをしています。
左手はセーハ1本だけのAm7(11)→G#m7(11)→Gm7(11)ですが
通常のm7などを押さえるよりタッチしやすいだけでなく
実音とハーモニクス音が2度音程となり音がぶつかり合う感じで
綺麗です。

これを応用しピッキングハーモニクスの親指を当てる要領で
同じポジションに人指し指を当てると通常のピッキングハーモニクスと
同じようなサウンドが得られます。
譜例はそのテクニックを入れたシンプルなリフパターンです。

ex_070.JPG

譜例の2小節目のハーモニクス音はタッチテクニックで行ってます。
人指し指を伸ばす必要があるのでピッキングハーモニクスのように
直感的に繰り出すには慣れが必要。
また低音弦を弾いているときはサムピックを人指し指と親指で
固定するがハーモニクスを出すときは親指のみ、
または親指と中指でピックを固定する。
このスイッチにも慣れが必要かもしれません。
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