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ヴィンテージギターシンセ Roland

ギターシンセのヴィンテージ機種に触れてみたいと思います。
ギタリストのニーズ的にもRolandのVGシリーズやLine6のVariaxシリーズのようなモデリングギターの
ほうが現状には合っているのかもしれません。
シンセ音源をギターで鳴らす・・・といった発想にはあえてここではアナログのギターシンセを
Zoom辺りが安価で挑戦してくれないかなと期待を少し持ってますが。
ギターシンセという楽器を開発し、商用ベースでひっぱってきたRolandもGR-20以降の新商品がないのは
寂しい感じです。


GR-500
ビンテージなので安くは手に入らないでしょう。アナログモノフォニック。



GR-100
こちらもビンテージです。アナログポリフォニック。GR-300のエコノミー版でしょうか。


GR-300
こちらはビンテージでメセニーで有名とさらにネームバリューが高い。。。アナログポリフォニック。


GR-700
ギターコントローラ(ギター本体)側のスタビラザーが印象的で人気があります。こちらもビンテージ扱いです。


GM-70
今までフロアボードタイプだったのがラック式になりました。
GM-70はMIDIコンバータなので音源を持ちません。統合的に音源を操作したいと思う方には有用かも
しれません。
ただ現在において実用には厳しいでしょう。


GR-50
音源搭載のラック式ギターシンセです。特筆するものはありませんが、上記に紹介したギターシンセとは違い
安い価格で手に入れることはできるでしょう。


GR-1
実際に実用を考えるならこの辺りからになります。
シーケンサーなど余計な機能も多くまだ方向性が定まりきってない印象です。
トラッキングも遅いし、ボード自体も大きめです。
ストリングスの音に独特の味わいがあります。値段も安めです。


GR-9
大きさが小さくなり持ち運びやすくなりました。中古での弾数もあります。
サウンドが気に入れば持っていてもよいと思います。GR-1と使用感が似ています。




GR-30
ここでギターシンセは一応の完成を見たといっていいでしょう。
機能的にも洗練され、アルペジエータのような派手な機能よりプレイフィールなどの細やかな機能が
より良くなってます。
GR-20の中古価格が中々値崩れしないことを考えると、実用性とコストパフォーマンスを最も兼ね備えていると
思います。



GR-33
大きい筐体でどうも人気が出なかったようです。
弾数も少ないようですが、機能的にも物足りないところはないでしょう。
エフェクト群も充実しております。



まるでギターシンセの発展縮図のようです。
現役のGR-20はより不要な機能をオミットした、シンプルな構造をしたエフェクト感覚のギターシンセです。

個人的にはVG-88からVG-99への発展の仕方が飛びぬけていただけにGRのほうも
よりリアルタイムコントロールを重視した方向での新機種を期待します。
後は一時期でていたツインペダル系でのGK対応エフェクトは販売をやめてしまったようですが
あれくらい小さくより機能をミニマムにし、安価なギターシンセも見てみたいと思うのです。
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ギターシンセにボリュームペダルを使用する

ギターシンセを使うときに、ギター本体、ギターシンセコントローラの他に
絶対にあったほうがいい機材、それはボリュームペダルです。

GKピックアップなどの後付け型のギターシンセ用ピックアップを使用して
いるとギターの音色のみ・シンセの音色のみ・両方のミックスを実現する
切替スイッチが付いています。

音色を探したり、色々なフレーズを作っている最中ならばこれでも
事足りるかもしれませんが、曲中においてリズムに乗りながら自然に切り替える
のは手元の操作では結構難しくなってきます。

ボリュームペダルを利用することで両手は演奏を続けながらギター・シンセの
各音色を自然にフェードイン・アウトすることができるようになります。

ギター側にボリュームペダルを用意しておいたほうがいいと考えています。
ストラト系のギターならばボリュームの位置と右手は近くなりますが
アルペジオのフレーズを続けながらギターの音量を調節するのも困難に
なります。

個人的な好み問題かもしれませんが、GKピックアップなどからギターシンセを
経由したギター本体の音色も好きではありません。
かなり音質が変化してしまうし音圧も貧弱になります。
私の場合は、ギター・シンセのミックスポジションで音色は固定し、
ギター・シンセの切替はボリュームペダルによって行います。

GKピックアップ付属のボリュームはマスターボリュームとなります。
演奏環境によってセッティングが一緒でも出音の感じは変わってきますので
マスターボリュームで全体のバランスをとっておきます。
曲中の細かい調整は足元のボリュームペダルで行います。

GR-33/GR-20ならばエクスプレッションペダルが本体に付属しているので
ギター側にボリュームペダルを用意するだけになります。
私の場合は未だGR-30を使用しているので外付けのエクスプレッションペダルを
使用してます。PG-300を使用する場合は別途、ボリュームペダルを用意します。



こちらの例では、最初にギターのみでシンセ音が入って最後はシンセのみと
なります。映画の映像のように音が変化していくイメージです。



こちらの例ではシンセ音をワンポイントだけに使用します。
シンセの音色を出したいときのみボリュームペダルを踏み込むようにしています。

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ギターシンセでリズミックなアプローチ

シンセサイザーとダンスミュージックと切っても切れない関係性で
ありながらギターシンセはリズミックなアプローチを苦手としています。

その理由として発音のレイテンシーとトラッキングミスが挙げられます。

楽器としてギターとして発音した音程をピックアップが拾って、それを
シンセの音源に置き換えるという構造をしているので、音源に置き換える
までのタイムラグやトラッキングミスが発生する前提になります。

レイテンシーに関しては、最近のDSPの発展のおかげでGR-20では
ほとんど気にならないレベルになっているとの話も聞きます。

ここではあえてリズミックなアプローチにギターシンセを使用できるか
考えてみます。

ストローク/カッティングのような奏法はノイズやピッキングのときに余計な
倍音を発生させます。またブラッシングもシンセ音源によって音程のある
音色に変換されてしまいます。
このような奏法はギターシンセには向かない奏法です。

あえてリズミックなアプローチをするなら単音でのアプローチが主体と
なるかと思います。

ミュートしたときにも弦を止める音を拾ってトラッキングミスを起こす
原因となるためリズミックなアプローチをするときにはシンセ側の音源に
も工夫をします。
具体的にはサスティンがほとんど無い音源を使用します。



今回、例としてはオーケストヒット系の音源をセレクトしました。
他にもマリンバ系などの音源も考えられます。
ギター側にはガットギターを使用したので柔らかい音色と強めな音色の
対比ができます。
当然サスティンが短いので、アタックは強めな音色のほうが多くなります。

シンセ音源のサスティンが短い状態だとスライドなどの奏法にも
シンセ音源側が影響を受けにくくなりギターとの独立性もできます。

アルペジエーターを装備しているギターシンセもありますが、
バンド演奏内で使用するとなるとリズムが機械的過ぎて融通がきかないために
使用できる場面は限られてきそうです。
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トラッキングミス

ギターシンセを利用するにあたり、通常のギターでは感じない違和感に
ミストーンの難しさがあります。

ピックアップで拾った音程でシンセの音源を鳴らすという仕組みから
発生するもので、弦を離したときに出るノイズやピッキングノイズを拾って
音程に直して発音してしまいます。
ギターではさほど気にならないものでもなんでも音程ある楽器の音に変換
してしまうギターシンセの場合、ミストーンとなって発音させてしまいます。
このミストーンをトラッキングミスと呼んでいます。

そのためギターシンセ用の独特な弾き方が要求されたりします。
音源やセッティング、あるいはピックアップのついたギター側のクセによっても
随分この間隔が変わってくるので弾き方のコントロールはこうすれば良いと
一概に括れないところがあります。

コツとしては・・・

 ブラッシングなどは特殊な場合を除きできるだけ避けて
 発音させたい音程だけしっかり弾くようにします。
 ピックを立てたような荒めピッキングはギターシンセに向いてません。

 音源によって発音させるアタックの強さが違います。
 強めのアタックじゃないと発音トリガとして機能しないことがあります。
 自分のピッキング強弱とシンセの安定動作の関係性を意識します。

 長いサスティンの場合、基音より倍音を拾ってしまったりして音程が
 安定しないことがあります。特に和音を弾いたときには他の弦との干渉も
 あるのでより安定しなくなります。長いサスティンを使用する際はなるべく
 Hold機能を使用します。

 ポルタメントなピッチを必要としていない場合はクロマチックをOnに
 しておきます。クロマチックをOnにしておくことで音源側への音程の
 データ送信量が減ることで動作が安定することがあります。
 
 右手のミュートを充実させることでかなりのトラッキングミスが見込めます。
 特に左手の押弦を離す際にトラッキングミスしやすいので気をつけます。
 押弦が甘い場合も倍音がトラッキングミスを誘発しますので気をつけましょう。

またトラッキングミスは使用するギターそのものの環境にも依存します。

 弦がビビッている箇所はトラッキングミスを誘発しやすいです。
 音つまりなどもやはりトラッキングミスの原因になります。
 弦高やネックの状態はいいほういいです(当たり前ですが)。

 フレットによっても違う気がします。固めで山が鋭いフレットは倍音が
 出やすいのかトラッキングミスを誘発しやすい気がします。。。

 ポジションによってもトラッキング感度やレイテンシーまで変わってきます。
 アタック成分のせいか、高音弦のほうが反応がいいです。
 ブリッジ側のポジションはサスティンも無くなるのでトラッキングミス
 しやすくなります。

 使用しているピックアップがGKのようなマグネットタイプかピエゾタイプかで
 随分違ってきます。一般的にピエゾタイプのほうがピックアップの感度が良いと
 言われています。そのためか左手を弦から離したり、移動したりしたときの
 ノイズにかなり繊細です。

 ピックアップ感度やシンセピックアップの位置が適正でない可能性があります。
 最近のGRではプレイフィールという機能によって弾き方の特徴までサポートした
 感度の設定ができます。
 この辺はギターシンセのトラッキング感度のセッティングを参照にしてください。
 ピッキングよりフィンガリングを多用するギタリストなどには絶大な効果が
 あるかもしれません。

使用するギターはやはりある程度チューニングやネック状態がいいもののほうが
向いているように思えます。
さらに音色によってもトラッキングミスしやすいものやしにくいものが
あるようです。古い機種には特に顕著な差があるようです。

高い音程の和音などは、わざわざフレット上の高いポジションでコードを
押えたりせず、大抵のギターシンセにはオクターブアップ・ダウンのような
機能があると思いますのでそれを利用します。
ビブラートなどのギターとしての特徴ある奏法も場合によってはシンセ側に
任せてしまうのもいいかもしれません。

このようにギターシンセを弾くときはかなりのクールさを要求されます・・・。

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ギターシンセのトラッキング感度のセッティング

ギターシンセを使用するにあたり、どうしてもハードウェアの話は避けて通れません。
ギターシンセを最初に触って戸惑うのは通常のギターとの使用感の違いだと思います。
ギターシンセを扱うのにトラッキングの設定を煮詰めていくのは必須の条件となります。

自分の場合は爪を使わないフィンガーピッキングを
使用するせいか感度を高くしておいたほうがいいようです。
感度が足りないとトラッキングミスが発生しやすくなります。
とくにハンマリングプリングへの追従度が悪くなりがちです。
感度が強い場合、ギターシンセのPUを弦からなるべく離すことで対処できますが
ギターの構造上、これ以上下げられないってこともあり得ます。
感度が強すぎて困る場合は、あまりないかと思いますが・・・。
ただピエゾ型になっているものは注意が必要です。
手持ちの機材仕様と自分のスタイルによって細かく設定することが
必要となります。面倒ですねえ。

ここでは自分が使用しているCasio PG-300とギターシンセとして最もポピュラーな
Roland GRフロアペダル型を取り上げます。

○Casio PG-300の場合
最近のRolandのGRシリーズと比較にはなりませんが、Casio PG-300にも
トラッキング感度を設定できる機能があります。
△▽ボタンを同時に押しながら電源を入れると
各弦のトラッキング設定モードになります。
設定したい弦を弾くと入力レベルが数値化されて表示されるので、
適切な感度に調整すればOKです。
このシンセはオーバレベル気味でも音は割れにくいようです。

○Roland GR-1/GR-09/GR-30/GR-33/GR-20の場合
各機種のマニュアル

・GR-1
・GR-09
・GR-30
・GR-33
・GR-20

各シンセにはトラッキング設定の項があるのでマニュアルを参照してトラッキングを設定してください。
(おそらくこれ以上適切な解説はないと思います)

GR-1:1-6ページ
GR-09:16ページ
GR-30:14ページ
GR-33:17ページ
GR-20:12ページ

GR-1を除くフロアペダル型のGRにはトラッキングの他に「PLAY FEEL」機能を活用することで、
より個々人の奏法にあったトラッキング感度を得ることができるようになります。
指弾きやタッピングなどアタックがピックを使用したとき弱い奏法にも
追従してくれるようになります。

GR-09:46ページ
GR-30:37ページ
GR-33:39ページ
GR-20:21ページ

違うギターを使ったとき、ギターのセッティングを変えたときなどに
ギターシンセの挙動が悪くなったらまずは感度設定を疑ってみます。
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Casio PG-300

Casioのギターシンセです。Casioが楽器業をやっていたころは結構ギターも出してます。

IMG_1473.jpg

90年代初頭に販売され、現在では生産終了しています。
このギターシンセの画期的なところ、ギター本体にシンセ音源を内蔵しており
足元に機材が増えず、電池を搭載しておけばシールド1本でギターシンセとして
演奏を楽しむことができます。

音色は基本的にプリセットされたものしか使用できず、自分で音色を作ったり
ホールドやフィルター機能もありません。
音色によりトラッキングのスピードや音程の安定性が随分違うので結果的に使えそうな音は限られてきます。
音程を1オクターブの上下できる機能、音程をクロマッチック12音にて固定し
ポルタメントを認めない機能はあります。
一応オプション音源として、サウンドROMカードを挿すスロットがついておりラリーコリエルのカードも持ってます。
中古ではこのROMカードも結構値段で販売されてます。個人的には蛇足かなと思います。

使用している音源はiPDという音源です。
PDはPhase Distortionの略で、Casioが80年代発表していたシンセに多く採用されてました。
iPD音源はPD音源の発展系らしいです。原理的にはFM音源とほぼ同じと聞いてます。
音質はFM音源らしい硬質さがあります。
昨今のPCM音源やサンプリングと比較すれば古臭さは否めませんし、
ましてやプリセットされた音が生楽器の何を模して作られたのか判別できません。
しかしシンセとしてFM音源に魅力を感じられるのであればいいと思います。

試しにシンセ音だけ録音しました。実際はコンプやディレイ、EQなどで色はついてます。



大抵の場合、使用部品の耐久性に致命的な欠陥があるらしく
シンセ部の音が鳴らなくなる不具合が発生しているらしいです。
その為、修理が必要となります。現在、Casioはこの商品のサポートを受付て
いないようですが、一部この商品の修理をして受け付けている方がいるようです。
私もジャンクで手に入れたものを一度修理に出しています。以後は調子がいいです。

結構な数を販売をしたせいか、今でも比較的ヤフオクでは手に入りやすいようです。
ただ一時期は二束三文で販売されていた中古市場では、値段が上がった印象です。
ネット上で情報が手に入るようになり、修理を受け付ける方が出るようになったからでしょうか。

ボディはメイプル+バスウッドということになってますが、表面のトラ目はどうもツキ板みたいです。
ボディはコンター加工のされてないストラトシェイプです。
ボリュームの隣あるのは修理した際に付けていただいた、サスティンリミットの解除ボタンらしいです。
ホールドのようなことができますが、安定動作が得られず右手も固定されるので使い方は限られてます。
ネックが気に入らなかったのでGodinのネックを中古で手に入れ交換してます。
ネックの交換でシンセ部の安定性が増した気がしますが、気のせいかもしれません。
ネック交換記事は以下にあります。
ストラトのネックをテレキャスのものに交換
ストラトのネック交換:ネジ穴が合わない場合

その他、部品の交換に頻繁に登場しますのでこのサイトではよく顔を出すギターとなります。

Casioのギターシンセは、以前の記事で紹介したエリックジョンソンの他、
スタンリージョーダン、ラリーコリエル、渡辺香津美などフュージョン系のギタリストによく使用されて
いたようです。スタンリジョーダンは音源部だけ取り出し他のギターに搭載したりしてました。
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ARIA CUSTOM SHOP PE-MID-U& Roland GR-30

私の使用ギターシンセのご紹介その1です。

ARIA CUSTOM SHOP PE-MID-UとRoland GR-30です。

IMG_1258.jpg

Roland GR-30はフロアペダル型ギターシンセの三代目として発売。
それまではGR-1を使用していました。
ギター応じて個別にPUレスポンスをプリセットできる点、
プレイスタイルによって発音感度を細かく設定できる点などが
気にいってます。

ARIA CUSTOM SHOP PE-MID-Uは中くり抜きソリッドボディで
ガット弦用のピエゾはギターシンセのドライバーを兼ねるという
奇妙な仕様のギターです。
当時はサドウスキーあたりの影響でソリッドボディの
ガットギターが少し流行ってまして、
他にもフェンダージャパン、フェルナンデス、アイバニーズなど
色々なメーカーが販売してました。
トップにはタマ目が出てますが、材はメイプルではなく
おそらくマホガニーだと思います。
トップ材は厚くブリッジが金属性なので
アコギのようにボディは鳴らず、音もとても硬質です。
ネックかなり薄く細いのでクラシックギターのように
弾くことはできません。

ピエゾタイプのほうがギターシンセの感度がよいとの
伝説がありますが、ブリッジに直で弦が載っているせいか
余計な倍音を拾うことがGKより多いような気がします。
GKと設定ニュアンスも異なります。
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ギターシンセの名手

○Pat Metheny
現役アナログギターシンセのGR-300を使用している他、
シンクラヴィアやVGシステムにも手を出しているパットメセニー。
ギターシンセのトーンをここまで自分の「声」にまで
高めているプレイヤーは他にいないと思います。



○Steve Morse
この当時使用しているシステムは定かではありませんが、
後にRolandのGR-1を使用したとのインタビューを見たことが
あります。本人もビデオで公言しておりましたが
あくまでエフェクターのひとつとしてギターシンセを使用。
地味ですがセンス良く、個人的には一番共感できる
ギターシンセ使用法だと思います。



○Adrian Belew (King Crimson)
ロバートフィリップもギターシンセを使用しますが、
他の楽器を模す使い方に関してはブリューは他のギタリスト
より一歩抜きん出ています。
当時はおそらくGR-1かGR-09を使用しているはずですが
かなり音がいいのが当時とても驚きました。
ブリューはギターシンセのみのアルバムも発表しており
興味深いです。



ジャズ/フュージョン系には他にも
沢山のギターシンセユーザーがいます。
ロック系は少なくて使っていても一時期のみという
プレイヤーが多いようです。

○Rolandのデモ



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ギターシンセとは?

簡単に言えば、シンセサイザーの音源をギターにて鳴らす機材です。

世界でいち早くRoland社が実用化したそうです。
後に他多数のメーカーもギターシンセを発表しましたが、
現在では、そのほとんどのシェアはRolandが独占している状況です。
またギターリストにとってギターシンセとは必ずしも
使いやすい道具とは言えず、絶対的な市民権を獲得したとは
言い難い状況で、プロギタリストたちもライブにも
無くてはならない機材となることは少ないようです。

現役の機種としてはGR-20となってます。
Roland GR-20のサイト

実はレコーディング/ゲネプロでは使用している・・・という話も聞きます。
Player誌のインタビューではSteve Vai氏がアルバム
「Real Illusions: Reflections」にて使用したとの発言があった他、
Eric Johnsonが何度もインタビューにてアルバムでの使用を公言している
Casioのギターシンセと思われるギターが以下サイトにて公開されています。
EJがライブにてCasioのギターシンセを使用している動画も見かけたことがありましたが。。。

ギタリストにとっては、使ってみたい道具だけど実際に使ってみると使いにくい機材のようです。

Roland製のものを含む大抵のギターシンセは専用のピックアップを必要とします。
音源は大抵、別の筐体にあるコントローラー部にあります。
なのでギターシンセを始めるにあたり、
ピックアップとコントローラーを揃って購入しなければなりません。

ピックアップは内部の工事を必要とせずに取り付けられますが、
外観が損なわれるのと機能性に問題があり工事によって内蔵する
業者もあるようです。

コントローラー部分は以前に比べれば大分、小型になりましたが
未だ結構なスペースを必要とします。

始めるまでの敷居の高さが、まずは市民権を獲得に至らない理由ですかね。。。

使ってみると使用感にも様々な問題・・・というか
「ギターシンセ」は「ギター」とは別の楽器であることを思い知ります。
ストリングノイズへのシビアなトラッキングやレイテンシーの問題です。
そういったことを積極的に解決しようとしたのが、
Roland社のVGシリーズだと思います。

このようにネガティブな要素が沢山ありますが、
それでもこの機材ならではの要素があります。

鍵盤のシンセサイザーのような使い方というより
6個のモノフォニックシンセサイザーを一遍に操るイメージでしょうか?

ギターなので和音に関しては鍵盤より制限がありますが、
ハンマリングやスライドなどの鍵盤ができない単音での表現が
シンセ上で行えます。

ギターの元来の音にシンセ音をミックスすることで
鍵盤では出てこないフレージングが発想されるかもしれません。

私にとって、ギターシンセはおそらく無くても困りません。
ですが、何故かとっても魅力のあるデバイスです。
そういう意味では音楽作成において、
インスピレーションの源のひとつではあります。
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