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VSTの相性問題

VSTには相性が存在します。

うまく起動すれば問題ないのですが、起動しなかったり一部機能がうまく
動かなかったりします。

主に使用している環境の問題となり、他の人にはなかなか出ない問題とかも
あると思います。
原因はOS依存の問題だったり、特定のランタイムやダイナミックライブラリを
参照しているのに自分の環境に入ってなかったりといった比較的わかりやすい
問題からハードウェアやレジストリ、BIOSとの相性やセッティングなど
わかりにくいものまで様々です。

もし動作しないVSTに遭遇した場合、まずは簡単な切り分け方法として
以下の方法を試してみると回復が見込めるかもしれません。

・ホストを変えてみる
ホストアプリケーションに依存するエラーが結構あります。
主にホスト側がVSTのマルチアウトプットに対応し切れない場合とかに
見られます。一概に言えませんがGUIが表示されるのに音が鳴らないような
場合に一度ホストを変えてみるといい結果が得られることがあります。
SynthEdit製のプラグインにもホストとの相性が結構あります。

・スタンドアローン起動ができるものはそちらで試してみる
一部、スタンドアローンでもプラグインとしても使用できるソフトシンセが
あります。プラグインとして使用不可だった場合、一度単体でソフトを立ち上げて
起動するか確かめてみます。起動した場合、ホストとの相性の可能性があります。
立ち上がらない場合はPC環境に問題がある可能性があります。

・ハードディスクの容量を確認する。
ハードディスクの容量が少ないとうまく起動しないVSTなどがあるようです。
ディスクの容量を確認してみると状況が変わるかもしれません。

・動作前提を確認する。
起動するにあたって特定のライブラリなど別途インストールする必要がある
場合もあります。例えばMax/Msp環境で作られたものにはPluggo Runtimeが
必要なようです。なるべくインストールの前提条件を確認しましょう。

・バージョン違いで確認する。
古いバージョンなら動作するような状況があります。フリーウェアの場合
アーカイブとして旧バージョンが残っている可能性があるので、
試してみるといいかもしれません。
逆にアップデートされたものを試すとバグ対処され動作する可能性もあります。

簡単に解決できそうなのは、こんなもんでしょうか。。。

ここからは私の動作検証の結果、遭遇した不具合のメモです。
PCは2台で検証しているものが多く、片方で不具合が出るが片方では問題なく
動作するものが結構あります。
ハードウェア環境は全く違うので、差分から問題を推測することはできません。
PC A:デスクトップ、シングルコア、メモリ1G
PC B:ノート、デュアルコア、メモリ1G
サウンドカードはどちらも汎用品です。

・Independence Free
GUI表示したときに全面灰色。PC Aにて発生。
画面表示を16bitにすると問題なく表示された。モニタの問題?

・Proteus XV
起動できず。PC Bで発生。
メモリのアクセスにて問題?重大エラーとなってPCごと落ちる。
起動不可対処としてあるwnaspi32.dll入れ替え実施しても結果一緒だった。
スタンドアローンでも同様。PC Bでは起動できず。

・FX Pansion ORCA
壊れたプラグインとして認識。PC Aで発生。
対処わからず。。。






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VSTi/VSTとは?

VSTとはVirtual Studio Technology の略で、Steinberg社が提唱した
ソフトシンセやソフトエフェクタープラグインの規格です。

VSTiと呼ばれる、ソフトシンセやサンプラー音そのものを作り出すものと
VST(e)と呼ばれる、エフェクターの役割をするものです。
混同しやすいですが、広義の意味でVSTはVSTi/VSTeを含めた総称、
狭義の意味ではVSTeのことを指します。

似たような発想としてこのサイトで紹介しているBuzz/PsycleMachine、
Macで使用されるAU、MicroSoftが開発したDXi、ProToolsで使用される
TDMおよびRTASなど様々な規格があります。

VSTはPC以外のハードは基本的になくても動作するので
今まで個人では実現が難しかったスタジオ相当の環境をPC上でバーチャルに
作り上げることができるようになりました。

VSTは単体で動作せずホストアプリケーション上で動作します。
CubaseやSonarなど商用ソフトの他、このサイトで紹介しているフリーの
ソフトでも多数動作します。

またVST自体もフリーで多数公開・利用ができるため、PCのみで
無料で音楽製作できるようになりました。
公開の形態はフリーをはじめ、シェア、パッケージされ販売しているもの
色々あります。

私としては90年代初頭では考えられなかった状況です。
当時はデジタルレコーディングが導入されはじめた頃で高価な印象が
ありましたし、アナログVSデジタルみたいな音質議論も盛んでした。
現在ではどのスタジオでもデジタルレコーディングは導入され
それぞれの特性に応じて選択されている状況だと思います。

フリーと比較し商用のVSTは、さすがに使い勝手や作りの質において
格段に上をいっている印象です。
楽器としてよくチューニングされていて
イマジネーションをよく刺激してくれる作りになっていることが多いです。
用意されているパラメータもツボを抑えた作りになっています。
大容量のサンプル内蔵、ベロシティレイヤーによるトーンの違いなど
生楽器系でもかなりの活躍をしてくれると思います。

フリー、そしてシェアウェアに関しては玉石混淆です。
フリーVSTには、かなり細かいパラメータまで設定可能になっていたりして
自由度が高いと言えば聞こえはいいですが、楽器としてチューニングされて
いない印象のものも多数あります。
イメージとしてエフェクターの抵抗ひとつひとつにツマミをつけたような
もので操作する身としては欲しいサウンドがどうやって手に入るのか
わからなくなってしまいます。
これだけ多数、フリーで発表されているのはSynthEdit、SynthMakerという
VST開発ソフトがあるおかげです。
C言語などのプログラム技術がなくてもVSTを開発できるツールです。
フリーで多数公開されるのはありがたいことなのですが、
こういったツールで作成されたVSTはもとのエンジンが同じで組み合わせの
妙でのチューニングとなるので似たよう出音や機能のものが多いです。
これらのツール作成されたVSTは最適化もされていないので
コーディングされたVSTより動作も重くなります。

当然、サンプル音源などは元々の楽器の腕と録音技術も問われるので
生楽器系のVSTはフリーではかなり少なくなります。
ヴィンテージシンセやエフェクターなどは高価なものがエミュレートされて
いたりします。


ある程度、多数に受け入れらているVSTに関してはプリセットパッチも
公開されているのでシンセそのものの機能に精通していなくても使用はできます。
ただこれも商用シンセのように音色が整理されていないことが多いので
多数のプリセットから欲しい音を探すのは時間がかかるかもしれません。
ある程度の音作りのノウハウは必要になるでしょう。

一方で荒削りな自由な発想で作られているために商用では絶対に
出てこないような機能や操作性のものもあります。
それなり時間が経って成熟したVST開発はSynth1やOatmealなどの個人作成ながら
名機と呼べるものも存在してます。

HPのリニューアルにあたって一番悩んだのはVSTの項です。

このサイトでは基本的にフリーで手に入るものを扱っていきます。
商用版のデモであっても嫌がらせノイズ※1のようなものがなく
音楽作成に耐えられるものは取り上げます。

機能的に面白いものや質的に気に入った関しては特別に項を設け、
ちょっとした所感はまとめておくことにしました。
時間が経ったり楽曲作成中に試したりしたときに感想が変われば
その都度編集しようかと思います。

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